こんにちは。
今朝は、
ザイフとコインチェックのビットコインの価格が12万円ほど開いたのでアービトラージのお話しです(笑)
お話しをする前に、
この手法は初心者のうちはおススメしません。
知識と資金力が必要です。
なので、投資で資金が膨大に増えたころでどうぞお試しください。
と言っても、リスクももちろんあります。
投資にタダ飯はありません。(ノーフリーランチです)
まず始めに、
アービトラージとは取引所間の価格差を利用して利益を出す方法です。
価格が安いところで買って、高いところで売る。
要は転売みたいな感じです。
なので、サヤ取りと言ったり裁定取引とも言います。
ビットコインの価格差は、
Bitcoin日本語情報サイトの中の国内ビットコイン市況で確認できます。

Bidが売り、Askが買いのことで、スプレッドはその価格差です。
(ちなみにこのスプレッドが取引所の利益になります)
スプレッドは手数料のようなもので、
例えば上のザイフだと、すぐ買って(1,195,000円)すぐ売る(1,191,000円)だけで、
もう4,000円の損です・・・。
スプレッド分マイナスからのスタートということになります。
なので、スプレッドが小さい取引所で売買をした方が断然お得です。
スプレッド
スプレッドは、
価格の急変時やビッグニュースが出ると大きく広がりやすいですが、
基本的には取引量が多いと小さくなり、取引量が少ないと大きくなります。
なのでコインチャックやビットフライヤー等は他の取引所よりも小さいです。
なぜかというと、
たくさんの人が参加して取引量が多い取引所ほど「できるだけ安く買って高く売ろう!」の考えに開きがあり、売買が成立しやすくなるため(流動性が高くなる)価格差は小さくなります。
反対に参加者が少ない取引所では、売りたい人と買いたい人の間がなかなか埋まらず、売買が成立しにくくなり(流動性が低くなる)価格差は大きくなります。
この取引相手が見つからない、売買ができないことを流動性のリスクといいます。
また、流動性が低い取引所ほど価格は高くなります。
理由は、
流動性の低い取引所では、自分の考えより大きく歩み寄って売買を成立させたり、売買が成立せず資金が拘束されて動かせないリスク等があります。
そのリスクを補うために割増料(流動性プレミアム)が付加されるからです。
なので流動性が低ければ低い(参加者が少ない取引所)ほど、価格は高くなります。
アビトラその① 転売する方法
まずは一番わかりやすいやり方を。
価格が安い取引所で買って、価格が高い取引所で売る方法です。
例えば1ビットコインの価格が、
ビットフライヤーでは110万円
コインチェックでは100万円だったとします。
まずは、安いコインチェックで100万円で買い、高いビットフライヤーに送金し110万円で売ります。
ハイ、10万円の利益ですね。
そこから
取引手数料(無料~0.15%)
送金手数料(0.0008BTC~0.01BTC)
日本円出金手数料を引いた分、
だいたい80,000円弱の儲けになります。
しかし仮想通貨の値動きは激しく、送金している間に暴落してしまうリスクがあります。
(もちろんその逆も)
ビットコインの送金時間は、約20分くらいから長いと1日ほど・・・
送金時間中ドキドキなスリル満点な方法のご紹介でした。
アビトラその② 空売りする方法
空売りを利用して、①の方法より値動きに左右されないやり方です。
まず同時に同じ枚数のビットコインを、
価格が安い取引所で購入し、価格が高い取引所で空売りをします。
そして、
価格が安い取引所で購入したビットコインを、空売りをしている価格が高い取引所へ送金し売ります。
最後に、空売りしているビットコインを買い戻します。
これだと暴落しても空売りで利益が出せますね✨
その代わり空売りをするので、
同じ80,000円弱を稼ぐのに①と比べて軍資金が倍必要になります。。。
アビトラその③ 価格差が小さくなるのを待つ方法
最後に送金をしないやり方です。
また同時に同じ枚数のビットコインを、
価格が安い取引所で購入し、価格が高い取引所で空売りをします。
2つの取引所間の価格差がなくなるまで、じっと待ちます・・・
なくなったところで、
購入した分を売り、空売りした分を買い戻します。
すると価格が縮まった分が利益になりますね✨
詳しく説明します。
1ビットコインの価格が、
コインチェックで100万円
ビットフライヤーで110万円
価格差が10万円だったとします。
そこで、
安いコインチェックで100万円で購入し、高いビットフライヤーで110万円で空売りをします。
その後、
1ビットコインの価格が上がり、
コインチェックでは110万円
ビットフライヤーでは115万円
価格差は5万円と小さくなったところで、
コインチェックで110万円で売り、ビットフライヤーで115万円で買い戻します。
すると、
コインチェックでは100万円(買)-110万円(売)⇒10万円の利益
ビットフライヤーでは110万円(売)-115万円(買)⇒5万円の損失
10万円の利益から5万円の損失を引いた残りの5万円が利益です。
価格が縮まった分のサヤが取れるので、逆に価格が下がった場合でも利益が出せます。
しかし、冒頭でも述べた通り
価格差があるということは、価格が高い方は流動性が低い⇒いわゆる売買が成立しにくいリスクがあります。
なので同時といってもタイムラグが発生し、思ったところで約定できなかったりします。
するとどうなるか・・・
また価格差が広がり損をする場合があります。
まとめ
アービトラージは、やる人が増えると取引所間の価格差は小さくなっていきます。
価格が低いところでは買われ、価格が高いところでは売られるから価格が歩み寄るのです。
するとアビトラはできなくなりますね(笑)
今のコインチェックのずば抜けて割安な価格は、コインチェックで取引をするというリスク分なのかな?